最近テレワークが多くなってきて会社のパソコンにアクセスして作業する機会が増えました。
仕事で主にMacを使っていますが、今回社員全員にMacの画面共有機能を使って各自のmacの画面に直接アクセスして作業できるようにすることになりました。
その過程で一日ハマってたことがあったのでここに共有したいと思います。
まずMacにはVNC(Virtual Network Computing)クライアントである「画面共有」とVNCサーバがデフォルトで内蔵されています。
今までなんも考えず画面共有機能を使っていたので、今回社員全員分の複数台設定においても何も考えず簡単に考えていました。
ルーターのポートフォワーディング機能で各自のMacのIPを固定してポートを当てれば出来ると、何となくそんな感じでした。
でも問題は5900ポートだけが接続できて、設定した他のポート番号にはアクセスができませんでした。
どうしても、いくらやり直しても、5900番ポート以外は繋がらない。
鍵は「VNCのデフォルトポート」にありました。
色々調べた結果、「MacのVNCデフォルトポートは5900番」だったのです。知ってました?この意味わかりますか?
いやー僕は知りませんでした!!!ww
「すべてのMacのVNCポートが5900番と同じ」なので、いくらIPを固定してポートを開けて当てても繋がらないわけです。
解決策は「各MacのデフォルトVNCポート(5900)をすべて違うものに変更すること」でした。
例えば
Mac AのIPが192.168.1.100でVNCポートは55900に変更したなら(デフォルトは5900)
Mac BのIPは192.168.1.101でVNCポートは55901とか(これもデフォルトは5900)
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こんな感じに。
さぁ、いよいよ本番「VNCポート変更」作業開始です。
基本ターミナルを使って作業します。
1.sudoコマンドを使うので、ユーザーのパスワードが必要です(設定してない場合はパスワードを設定します)
2.ターミナルを起動して下記のコマンドを打ち、パスワードを入力してenterキー。
$ sudo nano /etc/services
3.すると下記画像のように中身が表示されるので、
‘Control+W’ キーを使って5900を検索します。
画像のように見つかりましたか?
2箇所の5900の部分を0~65535の好みの番号に変更します。(自分の場合は他のポート設定とかぶらないように22222にしました)
‘Control+X’を押してから‘Y’キーを押してenterキー。
4.再起動
これでVNCのデフォルトポート変更作業は終了です。
変更したポート番号と固定ipはメモして置くことも忘れずに!
無事につながることを確認してください。
例えば、社内からだと(macの固定ipが192.168.1.100で今回修正したポートが22222の場合)
vnc://192.168.1.100:22222
もちろん、外部からは
vnc://グローバルip:22222
で192.168.1.100のmacにつながるはずです。
お疲れさまでした!